非定型歯痛-即効性を目指す鍼灸
(埼玉県 川越市)

Ⅰ東洋医学における歯の生理
歯は腎との関係が深い・・・歯は”骨の余”といわれる、すなわち歯は骨の一部分と考えられている。また、腎は骨を主る。
歯は手足陽明経と繋がる・・・足の陽明胃経は上歯部に入り、手陽明大腸経の別支は下歯に入る。

Ⅱ痛み発生の病因、病理(病機)とタイプ別の臨床特徴
1 実火
(病因病機)
唐辛子、脂っこいもの、アルコール、甘いもの、または食べすぎによる食積などは、胃に熱(火)を生じさせる。その熱が足の陽明経を沿って上炎し、非定型的な歯の問題となってあらわれる。
(主な症状)
激しい症状、歯肉あるいは頬が赤くはれる。温めると増悪し、冷やすと楽になる。
(随伴症状と所見)
面熱感、口渇、口臭、便秘、尿は黄、舌質紅、舌の上の苔状の付着物は黄色、脈は洪・滑で速め
(施術方針)
胃腸の実火を清めることにより、非定型タイプの痛みを改善する。

2 風火
(病因病機)

陽明経実熱(火)+風熱邪気の侵入→風熱+実火が陽明経に沿って上炎し、歯の症状となる。
(主な症状)
同上
(随伴症状と所見)
面熱感、口渇、口臭、便秘、尿は黄、舌質紅、舌の上の苔状の付着物は黄色、脈は洪・滑で速め、感冒様症状
(施術方針)
風邪を疏し、陽明経の熱を清めることにより、痛みを止める。手足陽明経を寫す。

3 虚火
(病因病機)

性生活の不摂生や加齢により腎陰が不足することにより、歯髄が空虚となり、歯のエネルギーが不十分となり(または虚熱が上炎し)非定型歯痛があらわれる。
(主な症状)
鈍痛、時々発症する、午後や夜に悪化する。歯肉が腫れる。
(随伴症状と所見)
口が渇く、歯の動揺、腰膝無力または痛い、耳鳴、めまい
舌の色は紅、舌の上の苔状の付着物は黄色、脈は細く速め
(施術方針)
腎陰を滋養して虚火を抑制することにより、改善を図る。足の少陰経を補う。

※タイプ別区分は他にも多数ありますが、全てを網羅することはできないため、セオリー的なものを載せました。

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