生態系と生命力
(自然=生態系)
○かつて我が国では、自然と共存する方法を選択していました。それは特別なものではなく、東洋的には至極当然のことでした。自然に対するメンテナンスも、理にかなった方法で生態系を壊すことなく行いました。不必要な(植物の成長を妨げる)枝を切り、人間が歩くために必要最低限の道も切り開きました。自然の生態系を荒らさない方法で自然の恵みを頂き、食したり、金銭に換えたりしていました。その結果、決して便利とはいえませんでしたが、生態系を壊さずに、美しくすばらしい自然は維持されていました。
○しかし、欧米的な考え方が入ってきてからは、そうもいかなくなりました。今までの道では不便とばかりに、自然を切り開き、アスファルトの道路・トンネル・ダム・ゴルフ場など、人間にとって都合のよい状態にしました。大規模な土地開発の際には、事前に科学的視点から環境に対する悪影響の度合いを測り、「科学的に調査したが、切り開いても問題ない」という調査結果を出してから森林伐採など行いました。その結果、人間にとって非常に便利になりました。山を越えるために、何時間も歩かなくても自動車で隣の村まで行けるようになり、ゴルフを楽しむこともでき、上下水道なども格段に進歩しました。
○当初「科学的に問題ない」という見解が出ていたとおり、自然を壊している最中、または、壊して数年〜数十年未満の間は、現在のような重大な影響はありませんでした。ところが、何年〜何十年してみると生態系が壊れてきました。鳥や魚の大量の死骸、鹿・サル・熊などが人里まで降りて来る、自然の食べ物が取れない、食物に含まれている栄養分の減少、挙句の果てには温暖化などです。「この先、人類は何年〜何十年生きられるのか?」ということまで、言われ始めています。あれほど「科学的に問題ない」としたにも関わらず、どうしたことでしょう?
(人間=生命力)
○かつて我が国では、人間の身体に内在する生命の力で回復する方法を選択していました。それは特別なものではなく、東洋的には至極当然な方法でした。身体に対するメンテナンスも、理にかなった方法で生命力を壊すことなく行いました。漢方・鍼・灸などがそれに当たります。人間が本来持っている自然治癒力に頼り、生命の力で身体の不調を改善しました。その結果、重篤な場合は助からないこともありましたが、生命力(自然治癒力)を壊していないため、早く癒える(改善する)ことも多く、生き生きとした毎日を過ごすことができました。
○しかし・・・。その先はご想像にお任せします。
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