社員いじめはやめましょう

〇胃腸・肝・腎・脾・心・・・などは社員に例えられます。社員を遣(つかい)いこなす社長さんが、このHPをご覧頂いている皆さんです。社長は社員を働かせるだけではダメです。厳しく働かせることも必要ですし、労(ねぎら)うことも必要です。私たちも、休みなく働かされたらおかしくなってしまうのと同様に、内臓という社員もいたわってあげなければなりません。ところが、最近は胃腸などの社員をいたわってあげられない社長さんが大勢います。なにを隠そう、私自身もかつてそうでした。今も完全に脱却したとはいえません。

〇Aさん(社長)は、いつも頭で考える欲望に従って「これでもか!」と胃腸君(社員)に飲食を詰め込み、仕事を強要するばかりか、休みさえも与えません。胃腸君は疲れ果て、「社長、もう勘弁して下さい」といわんばかりに、”胃の不調”という信号を発しました。社長は胃腸君の信号に気づいているにも関わらず、「そのうち治るだろ」とばかりに、仕事の強要をやめませんでした。

〇Aさん(社長)は、ストレスの処理を肝君の仕事にしていました。しかし、ストレスの量が増え、肝君1人では処理できなくなってきました。ここで、本来は、社長さんがストレスという仕事を増やさない努力をしなければなりません。そのためには、ストレスという仕事を持ってくる取引先に、社長さん自身が話しをして断ればよいのです。しかし、断ると「取引先から仕事を回してもらえなくなるのではないか」という不安があるため、決断できませんでした。Aさんが経営する会社の社員は、全員が限界まで仕事をしているので、手が空いている社員は1人もいませんし、アルバイトなどを雇うこともできません。それならば、社長さん自身が仕事をこなさなければなりません。具体的には、社長さんが運動や睡眠などを行うことで、ストレスという仕事をさばくことができるわけです。

〇しかし、社長さんは運動や睡眠という方法で、自らが汗して働くことを嫌がり、行いませんでした。そればかりか、肝君の仕事まで胃腸君に負担させました。ストレスという仕事をさばくために、過飲食・アルコール・甘いもの・タバコなどを次から次へと胃腸君に押し付けました。

〇かわいそうに胃腸君は欝(うつ)っぽくなってしまいました。社長さんによる胃腸君いじめだけでも、たいへんな状況なのに、社会が胃腸君いじめを後押ししたからたまりません。なんと、御上(おかみ)が「肝君よりも胃腸君の方が仕事が速いから、もっと胃腸君に仕事をさせよう」と言い出したのです。御上(おかみ)が言い出すと、待ってましたとばかりに社会の趨勢が全て御上(おかみ)に「右へ倣(なら)い」したのです。国民年金の問題などで「御上(おかみ)かやることなど信用できない」と普段は言っている人たちまでもが、いざ健康の話になると、単純に御上(おかみ)の言うことを信用してしまいます。

〇これは、言い換えると「朝は食べたくなくても、無理矢理詰め込まなければならない。」「カロリーを1日〇〇とらなければならない」といった欧米流過食栄養学がそれです。胃腸君が元気に仕事をしているうちは、それでも問題ありません。しかし、「朝、食べたくない」などという現象は、胃腸君が仕事をしすぎて欝(うつ)っぽくなっていることを意味しています。それでも無理矢理に胃腸に詰め込むということは、「これでもか!」と仕事を押し付けているのと同様なのです。

〇社長さん&御上(おかみ)が胃腸君をいじめたため、”月経トラブル”という以前よりも強い信号を発しました。さすがの社長さんも胃腸君いじめを反省しました。しかし、いじめ癖(ぐせ)がついているため、毎日いじめないと気が済まなくなっていました。「1日1回はいじめないと、張り合いがない」などという非人間的な状態に陥っていました。いじめをやめようと思うのですが、どうしてもやめられません。「やめようかな・・・」と思うのですが、やはりいじめたくなり、いじめるための屁理屈を無理矢理どこかから引っ張ってくるようになりました。

〇「胃腸君の仕事が最も速いから仕方がない(=朝、無理矢理にでも食べないと力がでない)」「胃腸君が一生懸命に仕事をしていると社内に活気が出る(=無理にでも食べるとエネルギーが沸いてくる感じがする)」「1日〇gのたんぱく質とカロリーを摂らなければならないのだから、仕方がない」「胃腸君をいじめないと俺が眠れない。睡眠不足になるよりはマシだ(=寝る前にお腹がいっぱいになっていないと眠れない。眠れないと明日の生活に関わるのたがら仕方がない)」などという乱暴な屁理屈をこねて自分を納得させる毎日を続けていました。

※すみません。胃腸君がかわいそうで、これ以上は書けません。ここまでの内容は、胃腸君いじめの序盤に過ぎません。この状態が慢性化していくと、胃腸君の疲弊はこんなものでは済みません。ありとあらゆる症状に直結していきます。”胃腸は胃腸、他の臓器は他の臓器”などと、人間の身体はバラバラにはできていません。胃腸君いじめの悪影響は、他の五臓六腑、そして器質的な症状に直接的打撃を与えることになります。

◎ここでは、過食傾向の方のために、仕事過剰な状態を例に挙げて説明しました。しかし、逆に拒食になれば、胃腸君に仕事を与えずに”干している”状態になるわけです。これもたいへんに辛い状態だと思います。職場に行くと周囲の人は忙しく仕事をしているのに、自分(胃腸君)にだけ仕事が与えられなければ、違う意味で病気になってしまいます。食べすぎ、食べないすぎは執拗な胃腸君いじめになります。社長さんは注意しましょう。これもかつて私自身が陥った症状ですので、偉そうに言えませんが・・・。

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