Aさんは健康志向が強い人でした。テレビや雑誌で健康法が紹介されると、すぐに自分でやってみました。@健康食品が掲載され、その道の専門家が「こんなに良い」とコメントしていると、自分も摂取しました。健康食品を摂取しているので、食事の内容に気を使わなくて良いので楽だと思いました。食事はきっちりとらなくても、健康食品を摂取しているので安心だと思いました。AAさんは冷え性を自覚していました。舌を見ると、薄白色でポチャッと腫れぼったくて、なおかつ歯の跡がついていました。書店へ行くと"健康法"の本が目に付きました。本には「水を沢山飲むと健康になれる」と書いてあったので、(夏以外の季節に)飲みたくなくても無理にでも押し込むように飲むことを習慣づけました。Bデパートでは健康器具を販売していました。販売員の話によると「苦しい運動をしなくても、この器具を使って運動すると、通常の運動の何倍もの効果がある」というので早速購入し、毎日やりました。ウォーキングなどの苦しい運動をしなくても、激しい運動をしたのと同じような効果を得られるということなので、手軽でした。C友達にはサプリメントを勧められました。通常の食事では摂りにくい栄養素を摂るのは、良いことだと思いました。サプリメントを摂取していれば、食事で野菜を食べなくても、ビタミンを補えるので便利でした。無機質・ビタミン・・・など、数種類のサプリメントを毎日摂取しました。ほかにも、テレビや雑誌で紹介されたことや、知り合いに勧められたことは何でもやりました。Aさんは「こんなに色々な健康法を実践しているのだから、人よりも健康になれる」と思っていました。しかし、40歳を過ぎた辺りから、様々な症状があらわれてきました。腰や膝などの関節はもちろん、検査の値も通常の範囲を上(下)回っているデータもありました。「40歳を過ぎれば、まあ、こんなものだ・・・」とごまかしました。50歳になると、器質的な症状に陥りました。あんなに健康法を実践したのに、これでは普通の人と変わらないか、下手をすると普通の人以下ではないか、と思いました。一体自分の何が悪かったのか?悪かったことなど何もないではないか、これ以上どうやって気をつければ良いのだ?と思い悩みました。
Bさんは、テレビや雑誌の言うことにはあまり興味がありませんでした。マス・メディアが言うことは一時の流行り廃り(はやりすたり)が多いため、振り回されるのはバカバカしいと考えていました。もちろん、健康関連の広告などにも興味はありませんでした。だから、これといった健康法は行ってきませんでした。気をつけたことといえば、夜は早く寝たし、食事は野菜を多めに腹八分でやめ、冷凍食品などのインスタントは食べませんでした。趣味といえば、公共の体育館でウェイトマシーンや自転車(トレーニングバイクマシーン)を使って、身体を動かしてさっぱりすることくらいでした。スポーツジムに通おうと思いましたが、お金をかけるのは好きではなかったので、やめました。40歳・50歳と年齢を重ねた今、「年をとったな」と思う以外には、身体の異変は感じていません。腰が少し重かったり、疲れやすかったり、という年相応の症状はありますが、器質的な症状に陥いることもなく、過ごしています。検査の値も"要観察"はありますが、特に治療などは必要ない、といわれています。「まあ、こんなものかな」という感じです。
これはありがちな話です。決して想像上の話だけではありません。先天的な身体の丈夫さは、AさんもBさんも同じくらいという前提です。それなのになぜ、Aさんはこんなに健康法に気を使ってきたのに、不本意な結果をたどってしまったのでしょうか?逆にBさんは、大した健康法は行ってこなかったにも関わらず、なぜ、特に器質的な症状に陥いることもなく、過ごしていられるのでしょうか?答えは皆さんでお考えください。ヒント 健康ブームに左右されない方法 不自然な栄養分摂取 生態系と生命力 陽虚(冷え症)の方の冬季の水分摂取 生命力を食べる 新興宗教と新興健康法 ほか、"よもやま話"全般
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