不眠-即効性を目指す鍼灸
(埼玉県 川越市)

Ⅰ社会通念的な考え方
不眠とは、健康な時の睡眠時間と比較して明らかな短縮が認められ、しかも、心身の体調不良を自覚する場合のことをいいます。健全な時の睡眠時間には個々人により差があり、〇時間と決めつけることはできません。そのため、自分自身の健康な時の睡眠時間と比較するしかありません。具体的な症状としては、なかなか眠れない・睡眠の途中で目が覚めてしまう・熟睡することができない・朝早くに目覚めてしまう、の四つのタイプが指摘されています。実際には、一人の罹患者で複数のタイプが出ているケースも散見されます。
(原因)
①神経性・・・具体的な不眠の原因はないにも関わらず、眠れないことに対する恐怖心から不眠に陥るタイプです。「また、今夜も眠れなかったら明日が大変」と心配すればするほど、眠れなくなります。「別に眠れなくてもいい」と楽天的に考える方が良いのかもしれません。
②精神的ショック・・・異性との離別、親族との別れ、病気の告知などによって、精神的に大きなショックを受けたことが原因で、不眠に陥る場合です。時間が解決する場合も多くみられます。
③心療内科系統の疾病によるもの・・・心療内科系統の疾病に付随して出現する不眠です。本来の病気の処置とともに治癒を図るのが一般的です。
④医原性・・・病気の改善のための薬物や神経興奮物質を摂取したことが原因で起こるものです。
⑤反跳性・・・睡眠薬やアルコールの常用をやめたときに起こる不眠です。
⑥睡眠時無呼吸症候群・・・大きないびきをかきながら呼吸していた人が、数十秒にわたって無呼吸になり、無呼吸が終わると目が覚めるタイプです。血圧に問題を抱えている人もいます。
ほかにも、肉体的体調不良によるもの、環境によるもの、時差によるものなどがあります。
(養生)
できる限り不眠の原因を特定して除去し、毎日の生活のリズムを整えることが賢明です。昼間の間に脚を使う運動(ウォーキングなど)を実行できる人はできる限り行い、肉体的疲労とともに眠りにつけると理想的です。お茶類・珈琲類のみならず、昨今では清涼飲料数にもカフェインが含まれていることが多いため、それらにも注意が必要です。

Ⅱ東洋医学的な鍼灸の立場から
①気の滞りによる場合・・・ナイーブでいろいろなことを気にる人が陥りやすい不眠です。大らかな人が気にしないことでも気になるのがこのタイプです。鍼灸により気を静めて落ちつかせます。
②血が足りないことによる場合・・・全身的に血が足りないため、首から上に血が集中してしまい、眠りにくくなります。更年期や出産後、生殖器を切除した場合にも陥りやすい特徴があります。鍼または灸により血を補うことが改善の近道になります。
③水による場合・・・水分が体内に滞ることにより発症します。代謝を活性化させることにより、改善を図ります。
(鍼灸)
施術方針は、五臓六腑の生命力の活性化・バランスの均衡化にあります。東洋医学は全体的アプローチのため、生命状態全体を良い方向に持っていき、心地よい睡眠に入れるように促します。

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外部リンク:更年期障害の東洋医学的養生法