下痢-即効性を目指す鍼灸
(埼玉県 川越市)

T社会通念的な考え方
(下痢とは)
大便の水分割合が増加し、粥状となって排泄されるのが下痢です。大便が形をなしている場合には、いくら頻便でも下痢とは称しません。

(原因)
大腸の粘膜から腸液が多量に分泌されるために下痢する、腸粘膜の障害などによって水分の吸収が適切に行われないための下痢、腸の動きが激しすぎるために内容物の通過がスピーディーになり水分が吸収されない・・・などの原因が挙げられます。また、複数の原因が重なっているケースもあります。腸管のみでなく、そのほかの病気が関係していることも多々あります。

(急性)
寝冷えや感染による下痢はこのタイプです。その場合、はっきりとした原因を特定できます。感染性以外の下痢であれば、下痢便が出てしまえばスッキリして回復に向かうケースが多いです。寝冷え・医原性・飲食内容・精神的因子などが原因である場合が多いでしょう。これらの原因を除去できれば、下痢の対策も立てられます。

(慢性)
数週間以上持続する場合を慢性と称します。この場合、感染ではないものがほとんどです。特に多いのは過敏性腸症候群です。慢性下痢の7〜8割を占めるともいわれています。過敏性腸症候群の特徴としては、元来、腸が弱い、長年に亘る下痢、ゲッソリとしてこない、などはこのタイプが多いです。過敏性腸症候群以外では、器質的疾患が潜んでいる場合もあります。

U東洋医学的な鍼灸の立場から
直接的には、消化器の生命状態がよくない場合に発症しますので、消化器の生命力を活性化することにより改善を図ります。ただし、東洋医学では全身状態を把握し、生命力全体にアプローチするのが基本です。大きく分けると、冷えによるタイプ、水はけが悪いタイプ、脂っこいものやアルコールなどの摂取過多で胃に熱を持つタイプに分けられます。
冷えによるタイプは、灸を中心にして消化器を温めて改善を図ります。水はけが悪い場合は、鍼灸両方によって身体全体の水分代謝を活性化します。胃に熱を持つタイプの場合は、鍼にて熱をさまし、改善を図ります。

(鍼灸)
鍼灸施術を受けに来られる方の多くは、胃腸虚弱タイプです。慢性下痢に相当します。長引いて改善しにくい傾向があります。消化器は飲食物を消化吸収してエネルギーを肺に送る働きがあります。よって、もう一つの後天の精(エネルギーを外から取り入れることに関与する臓器)である肺とともにアプローチすることが多いです。ちなみに、高麗人参が効くのも肺・消化器です。つまり、肺と消化器はセットなのです。


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