膝の痛み−即効性を目指す鍼灸
(埼玉県 川越市)

T社会通念的な考え方
現代医学的には外傷性と非外傷性に仕分けされます。非外傷性の原因には、感染・腫瘍やその他の病気もありますが、加齢による変形性膝関節痛もみられます。これ以外では、運動などのやり過ぎによる当該箇所周りの靭帯の疼痛や、筋や腱が付着している所の痛み、また膝蓋の周りに点在する滑液包炎等もあります。

膝関節の骨の外面は、緩衝材の機能を果たす軟骨でできています。この軟骨も関節包なる包み状の膜にラッピングされていて、関節包の内側は関節のエンジンオイルの役割を担う関節液で補充されています。しかし、使いすぎや加齢によって、軟骨のクッション性が低下したり、関節包の力が低下したりすると、痛みが発症することがあります。

この疼痛を場所で分けると、5つに区分できます。皿の左右の凹み、皿の上、ヒザの後ろ側・外側・中側です。この中でも、ヒザの中側が一番改善し難い場所です。

U東洋医学的な鍼灸の立場から
この病態の痛みは様々ですが、(1)体重増による場合(2)不必要な水分の蓄積による場合(3)冷えの蓄積による場合 に区分して考えてみます。

(1)体重増による場合
歩行するとき、当該関節には体重の何倍もの荷重がかかっています。階段を上がる場合は、更に負担がかかります。必要以上に体重があると荷重が大きくなり、悪くしやすいです。殊に余分な水分がたまりやすい人ほど、悪くする傾向がありますので、鍼または灸を用いて、不必要な水分を代謝させて、体重増を改善することが、痛みの改善にもつながります。

(2)不必要な水分の蓄積による場合
不必要な水分が蓄積しやすいと、余分な湿気を伴った当該関節周囲の組織が収縮して弾力性がなくなり、痛みが発症します。そのため、雨天の前日や当日に悪化する人も散見されます。この場合も鍼または灸を用いて、不必要な水分の排出を促して改善を図ります。(1)とは違う手法を採ります。

(3)冷えの蓄積による場合
冷えの蓄積によって、膝関節周囲の組織が収縮したり、気候の変動によって弛緩と収縮の調節ができないと、痛みが出る場合があります。この場合は、冷えを追い出すことにより温めて改善を図ります。鍼よりも灸の適応になります。

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