非定型歯痛-即効性を目指す鍼灸

(現状)
歯やそのまわりの歯肉、歯を抜いた後の場所に痛みがあっても、検査では全然、異常がない。
痛みの程度は中くらい以上で、じわじわ来る状態が、何日~長期にわたって持続している。
鎮痛剤や歯科医による治療等によっても、状況は好転しない。
非定型歯痛は、検査などでは異常が見つからない、原因不明の痛みで、神経を抜いたり歯根の治療をずっと続けているのに、痛みが良くならない、という状態です。その痛みは、じんじんなどと訴えられることがあり、起きている間じゅう続いたり、そうかと思うと波があったりします。
しかし、歯に器質的な原因は見当たらないため、標準的な治療などを行っても改善せず、むしろ、標準的な治療を受ければ受けるほど、更に悪化することもあるようです。
非定型歯痛では、普通の歯科治療を受けたことがきっかけとなって、虫歯に酷似した痛みが出てきます。患者が歯科医に行っても「歯に異常が見つからない」といわれることが多いようです。
しかし、痛みが持続するため、何度も歯科医に行くうちに、「原因は分からないが、神経を抜く選択肢もある」と判断され、更に神経を抜くことにもなり得ます。それでも痛みは引かず、今度は歯根の治療を受けることになりますが、それでも痛みが持続します。
非定型歯痛は、ご本人の感覚としては「歯の痛みそのもの」と思えるため、薬物的治療を受けることに不安があり、「この歯が原因のはず」「歯を抜けば楽になるはず」という思いを抱くことも多々あるようです。

(東洋医学的な鍼灸の立場から)
上側の歯は消化器との関連が深いとされ、消化器の生命力が弱くなることにより、影響を受けるといわれています。また、下の歯は肺との関連があるとされており、肺の生命力が落ちると痛くなる可能性があります。また、”歯は骨の余り”といい、骨をつかさどる腎の影響を受けることになります。つまり、歯は肺・消化器・腎の生命力が弱くなると、異変があらわれると考えられています。
鍼灸では、肺の生命力を補うためには肺ゆや合谷というツボ、消化器の生命力を補うためには脾ゆや足三里というツボ、腎を補うためには灸では腎ゆ、鍼では太渓などに施術して、生命力全体を上げることにより、歯の生命力も上げて痛みの改善を図ります。

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