鼻水・鼻づまり-即効性を目指す鍼灸


(鼻詰まりの定義)

”鼻が詰まる”とは、口でしか呼吸できない場合や、鼻の穴の片方を閉じてしまうと呼吸できない状態をいいます。鼻づまりとは鼻閉ともいい、通常の呼吸を行うに当たって経鼻通気が不自由・不十分に感じる症状です。

(鼻詰まりの原因)
原因として解剖学的な場合と、鼻粘膜性のものがあります。鼻づまりにプラスして青ばなを確認できる場合は、慢性副鼻腔炎の可能性があります。

また、風邪を引いていないにも関わらず 鼻づまりやクシャミが頻繁に出て持続する場合は、アレルギー性鼻炎の可能性が出てきます。アレルギー性鼻炎は小児の頃から確認できる場合が多くあり、アレルギー体質であったり アレルギーの家族歴がある場合には、その可能性が高くなります。

春の一定のシーズンにアレルギーのような症状が確認できる場合には、花粉症の可能性もあります。みなさんご存じのように、目の痒みなどで大変な思いをする人が多いでしょう。

鼻が左右の片側ずつ詰まり、しかも同時ではなく右→左→右→左と繰り返し、それ以外の症状が出現しないケースであれば、肥厚性鼻炎の可能性があります。鼻の内部の粘膜組織が通常よりも肥厚しているために、鼻づまりが生じている訳です。

小児の頃に慢性副鼻腔炎に罹患し、成人後に片側の鼻づまりが増悪した場合には、鼻たけの可能性があります。鼻たけは鼻の粘膜の腫脹が悪化し、ポリープのように膨隆し、鼻づまりに苦しむケースがあります。

一言で鼻詰まりと称しますが、鼻詰まりも深く追求すると様々な病気が絡んでいる場合もあるため、油断できません。

(鼻水の定義)
鼻水は鼻漏ともいい、正常よりも多くの鼻水分泌が起こっている場合を指します。

(鼻水の原因)
鼻水にもタイプがあります。@粘着質で黄色・緑色のものA水っぽくてサラサラしているB粘着質であっても無色 これらの鼻水の種類により、原因が判明するケースもあります。

@の場合、小さな子供の場合は、鼻の中に異物がある場合があります。大人では副鼻腔炎が多くみられます。
Aの場合、感冒に罹患したことによる鼻炎と、アレルギー性鼻炎が多いといわれています。アレルギー性鼻炎の場合は、クシャミと鼻詰まりが併行してあらわれます。
Bの場合では、慢性鼻炎や慢性副鼻腔炎の可能性があります。

(要注意の症状)
鼻水や鼻づまりといっても、様々な病気が隠れている可能性も否定できません。以下のような症状がみられる場合は、特に医師の診察を受けましょう。

血液が混ざった鼻水、鼻出血、イヤな臭いがする鼻水、顔面痛を伴う鼻詰まり…腫瘍などの可能性もゼロではありません。

(鍼灸の適応
鍼灸の適応となるのは、鼻過敏症などです。鼻過敏症には、アレルギー性鼻炎と血管運動性鼻炎が挙げられます。対症療法として施術する場合には、医師による原疾患の治療を受けながら鍼灸を受けることが可能です。

(ア)アレルギー性鼻炎
(原因)
ハウスダスト、花粉、食物アレルギーなどのアレルゲン
(症状)
くしゃみ発作、多量の鼻水、鼻詰まり、目のかゆみ、涙が出る、頭痛、臭いが分からないなど

(イ)血管運動性鼻炎
(原因)
自律神経(血管運動神経)の調節がうまくいかない時に起こる
(症状)
鼻水(水っぱな)、鼻詰まり、くしゃみ等が朝 起き抜けに起こる場合が多い
(誘因)
温度の急な変化、ストレス、アルコールなど

(鍼灸施術の方針)
自律神経機能を整えてホメオスタシス(環境が変化しても体の状態を一定に維持する働き)を向上させ、症状の緩和を図ります。

(施術部位)
施術については、純粋な東洋医学的理論に基づいて行います。東洋医学は全体治療ですので”患部に施術する”という考え方は希薄です。体幹=身体の中心部(背中・上腹部)及び 身体の外側(四肢末端)に施術することにより、身体の中に眠っているエネルギーを全身に巡らせることが期待でき、患部の改善につながる・・・と考えます。そのため、施術する部位は、@肘から先に位置するツボ A膝から下に位置するツボ B背中(首〜腰) C胃袋の辺り となります。

※腹部は胃袋の辺りのみです。下腹部や胸を出す必要はありません。患部を拝見することもありません。

これらの施術部位については、理論的根拠もあります。こちらをご覧ください。東洋医学の教科書的な考え方に則ると、大切なツボは@〜Cに集中していることが分かります。そのため、@〜Cに位置するツボへの施術で、全身の生命力を活性化することができるため、それ以外の部位のツボに施術する必要はありません。

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