無月経-即効性を目指す鍼灸


(無月経とは)

生殖能力が活性化する年齢(18歳)になっても月経が起こらないもの(原発性無月経)や、それまでの生理が普通であったか否かは関係なく、いつの間にか月経が起こらなくなったもの(続発性無月経)を無月経と称します。

(既潮率)

日本人女性の平均初経年齢は、12歳程度といわれています。月経を一度でも経験している女性の割合は、12歳で約50〜60%、13歳で60〜70%、14歳で80〜90%、15歳で90%を超える…といわれています。

そこで、18歳を迎えても月経が起こらない場合は、病的原因も視野に入れる必要が出てきます。こうしたケースを原発性無月経といいます。まれに18歳以後でも(治療を受けなくても)初潮を迎える例がありますが、可能性は低いと考えられています。

(原因)
(1)原発性無月経
原発性の概ね50%は、先天的な卵巣形成障害が原因の卵巣性無月経です。

これ以外の多くは、卵巣・子宮を統制する性中枢の問題や、副腎・甲状腺等の内分泌系のトラブルを原因とすることが多く、早期に治療を開始すればその後の妊娠・分娩も臨める例が多くあります。

もし、妊娠・分娩をあきらめなければならない場合でも、女性として満足のいく人生をおくるために二次性徴を促したり、体型を女性らしくすることには意味があると考えます。

そういった意味も含めて、産婦人科による治療を早期に開始することが推奨されています。

(2)続発性無月経
続発性は、無月経のうちの多くを占めています。その中で最も多くみられるのは、視床下部機能が障害されたため、ゴナドロピンの分泌異常を起こして生理が止まるものです。全身的な衰弱による生理機能の低下や、精神的な要因による場合も視床下部性に入ります。

それ以外では、下垂体や卵巣の機能の異常や腫瘍が原因となるもの、子宮内膜の炎症などによる子宮内膜の機能の低下、子宮内腔の癒着を原因とする例があります。

続発性無月経の中で子宮の異常が原因のケース以外では、視床下部→下垂体→卵巣のいずれかや、それらの連鎖がうまくいかないことによる無月経で、それらはすべて排卵障害の中にカテゴライズすることもできます。

これらの排卵障害によるものは、西洋医学におけるホルモン療法などによって、多くの場合は治療可能であり、将来の妊娠・分娩も望める可能性が高くなっています。

(ご自身で注意すること)
月経が止まった疑いがある時は、取り敢えず基礎体温をつけましょう。そして、ご自身の生活を思い起こしながら、妊娠の可能性があるかないかを考えてみましょう。

もし基礎体温が低下しているのであれば、ご自身の暮しにおけるプレッシャーやフラストレーションの有無、睡眠障害、栄養不足etc健康状態に注意を払うようにします。3か月以上にわたって月経が止まっている場合には、医師の診察が推奨されています。

(鍼灸施術の方針)
内分泌系の機能を高め、女性ホルモンの状態を活性化させ、自然な月経が起こるように促します。腰部・足首の辺りのツボが対象となります。

(候補となるツボ)
腎兪(じんゆ):腰の少し上にあります。体中のホルモンを根本的に活性化する効能があります。
三陰交(さんいんこう):足首の少し上にあります。女性ホルモンの活性化を促すツボです。

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