即効性を目指す鍼灸−無月経

T社会通念的な考え方
(無月経)
生殖能力が活性化する年齢に至っても月経が起こらないもの(原発性無月経)や、それまでの生理が普通であったか否かは関係なく、いつの間にか月経が起こらなくなったもの(続発性無月経)を無月経と称します。
(原発性)
原発性の概ね50%は、先天的な卵巣形成障害が原因の卵巣性無月経です。これ以外の多くは、卵巣・子宮を統制する性中枢の問題や、副腎・甲状腺等の内分泌系のトラブルにより発症することが多く、早期に治療を開始すれば、今後の妊娠・分娩も臨める例が多くあります。

(続発性)
続発性は、無月経のうちの多くに当てはまります。その中で最も多くみられるのは、視床下部機能に問題が起きたため、ゴナドロピンの分泌トラブルを発症して無月経に至るタイプです。全身的な生命力の低下による生殖能力の低下や、精神的な問題による無月経も視床下部性に入ります。
それ以外では、下垂体や卵巣の機能の問題や腫瘍が原因となるもの、子宮内膜のトラブルなどによるものがあります。

続発性無月経の中で、子宮の異常が大元の無月経以外では、視床下部→下垂体→卵巣のいずれかや、それらの連鎖がうまくいかないことによる無月経で、排卵障害としてカテゴライズすることもできるでしょう。これらの排卵障害によるものは、西洋医学においては多くの割合において治療可能で、将来の妊娠・分娩も望めるでしょう。

月経が止まった疑いがある時は、取り敢えず基礎体温をつけましょう。そして、ご自身の生活を思い起こしながら妊娠の可能性があるかないかを考えてみてください。もし基礎体温が低下しているのであれば、ご自身の暮しにおけるプレッシャーの有無、睡眠障害、栄養不足etc生命状態に注意を払うようにします。

U東洋医学による鍼灸の立場から
虚弱体質者は先天の精が不足することにより、生命力が減退し生理が起こらなくなり、治療を必要とするようになります。実証体質者(生命力が旺盛な体質)は気血は生産されていますが、それが詰まって出てこないため、生理が止まります。無月経の原因や症状などを東洋医学的な鍼灸の立場から分析すると、虚弱体質・気の滞り・のぼせタイプ・水の代謝の低下・生命力の土台の低下(腎虚)、などに区分されます。生命力全体を活性化することにより、生殖能力も活性化するのが基本です。


ページの最初に戻る.

女性特有トップ


Copyright(C)2005-2019  Nagashima Acupuncture Moxibustion Room(Tsutomu Nagashima) 長嶋鍼灸室-無月経