自律神経失調症-即効性を目指す鍼灸
(埼玉県 川越市)

Ⅰ社会通念的な考え方
自律神経失調症の症状は、肉体のいろんな所に複数が重複して起きる割合が高く、症状のレベルも重かったり軽かったり、その日により変動します。

自律神経失調症が元になる症状は、肉体的なもののみでなく、精神症状が生じる例もあります。

自律神経には交感神経と副交感神経があって、身体全体に影響しています。この2種類の神経の均衡が崩れると、肉体のいたるところに症状が生じてくる可能性があります。

交感神経と副交感神経は、精神面と深く結びついています。色々な感情が起こると、それに沿って切り替わる傾向があります。

不節制な生活や季節の影響などが関わって、視床下部の操作機能が鈍くなって、自律神経の均衡が正常でなくなってしまうこともあります。

自律神経失調症と酷似した病気にうつ病や神経症が存在しますが、肉体面に症状が出やすい自律神経失調症とは違い、いずれも精神症状がメインになります。

ストレスが持続すると、ヒトの肉体や心は生命力が低下し、疲れやすい、眠った気がしない、カリカリしやすい等、色々な病態が出てきます。

比較的多くみられるのは、欲求不満が誘因になる心因性自律神経失調症で、それに深く関係するのが、人間関係や職務などによる欲求不満です。

欲求不満の受け止め方も人それぞれです。各人の特質や考え方が欲求不満をより強い状態にして、自律神経失調症に拍車をかけている例もあります。

Ⅱ東洋医学的な鍼灸の立場から
東洋医学では、内臓の生命力のアンバランスや、生命力自体の低下が病を発症させると考えます。また、気・血・水のバランスも大切です。身体は気・血・水の均衡状態によってキープされている、というのが定説です。気・血・水は内臓や器官の生命維持活動を意味するもので、この均衡状態が合理的になっている場合は健全性が保たれ、均衡を崩すと健康を害すると考えます。
(気)
身体全体を間断なく巡り、生命活動をキープしている生命エナジーのことで、たくさんの営みを持ち合わせています。内臓をコントロールする、身体を温かくする、病気の時の抵抗性、回復力の役割を果たす、メンタル面をつかさどる、血や水を身体全体に行きわたらせる、育成をつかさどる、などが挙げられます。これらの働きが揺らぐと、多種多様な器官や組織が不規則になり、体調を損ないます。
(血)
東洋医学では、血は血液のみをいうのではなく、栄養成分全てを総称しており、肉体の隅から隅まで栄養分を行きわたらせて潤す、気と一緒にメンタル的活動の土台となり意識状態をはっきりさせる、等です。血が不具合に陥っても、色々な器官・組織の力が低下し、健康状態を害します。
(水)
リンパ液、涙、尿等、肉体の中の水分の総称ことをいいます。内臓や各組織や皮膚に潤いを与える、汗や尿を発生させる、等です。水が不調になっても各器官・組織が不調になり、健康的に生活できません。

これらの気・血・水は相互に均衡状態を保ち、臓器や各組織等を適正に活動させています。そのため、均衡状態のくずれが病的状態に結びつきます。健康を害した場合には、気・血・水の何処に原因があるのかを慎重に突き止め、十分ではない場合には補い、留まっている場合には溜まりを通して病的状態を改善させます。

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