五十肩-即効性を目指す鍼灸

T社会通念的な考え方
(五十肩とは)
五十肩は、中年といわれる年代以降に発症する症状で、動かす範囲も制限されます。服の着脱ができず、イライラすることも多くあります。また、結髪動作や結帯動作に支障を来す特徴があります。痛みは上肢全体に及ぶことも多く、腕を挙げる動作に痛みが伴います。西洋医学では肩関節周囲炎という病名で呼ばたりもします。
(原因)
年令的な要因が深く関係していることは分かっていますが、はっきりとした原因はよく分かっていません。痛みが発症する初期段階においては、肩関節を覆う腱の炎症が起きていることが推測されます。
中年以降になると、加齢による体の変化が生じますし、関節のスムーズな動きも、若い時のようにはいきません。そこに関節への負担がかかると、それがきっかけ(とどめ)となって、発症する可能性が出てきます。
(経過)
五十肩が発症した直後は激痛のため、夜も眠れないほどです。激痛が軽減した後も、寝返りをうつだけで目が覚めることもしばしばです。時間の経過とともに炎症が治まってきますので、痛みも緩和する方向にいきます。
肩の組織が癒着を生じ、スムーズな動きが損なわれるため、肩の可動域が制限されます。少しずつ癒着が改善され、正常な可動域を取り戻すには、数か月から1年間程度の日数を要する、というのが教科書的な考え方です。
(社会通念的な炎症期のセルフケア)
激痛が生じている間は、動かすことができません。しかし、ある程度動かせるようになったら、できる限り早くに運動を始める方が良いといわれています。代表的な運動としてアイロン体操があります。
(慢性期のセルフケア)
お風呂で温めた後に体操を行うと癒着が起きにくい、と(社会通念的には)いわれています。腕を上に挙げる、後頭部で左右の手を組む(結髪動作)、腰に左右の手を回す(結滞動作)などが代表的です。


U東洋医学的な鍼灸の立場から
東洋医学では、問題が発生している場所によって、上肢の内側、小指側、親指側の3つに分けて区分する考え方があります。これは、上肢の内側には肺経、小指側には三焦経、親指側には大腸経という3ルートの経脈(エネルギーの通り道)が走行していると考えられるからです。肺経(というエネルギーのルート)に問題が生じると、上肢を後ろに回すのが困難となります。三焦経や大腸経の場合は、上肢を拳上できなくなるのと平行して、肩周辺に強いコリが出現します。臨床的には、この3ルートの経脈が複雑に絡み合って生じることが多くあります。

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