めまい-即効性を目指す鍼灸
(埼玉県 川越市)

Ⅰ社会通念的な考え方
私たちが毎日の生活を為す時、身体がフラフラしないことが前提です。身体のつり合いを司っているのは、耳の中にある前庭といわれるパーツです。この前庭の機能と並行して、視覚系及び身体の深部に存在する知覚系列からもたらされる刺激が脳の内部で整えられ、その為に、身体は安定してつり合いがキープできるのです。


前庭つまり内耳や前庭神経や、脳幹や小脳etcに問題が起こると、めまいが発生してきます。これを前庭性のめまいといいます。
これ以外に、内耳や脳のトラブル以外にも、頸椎の問題、循環系のトラブル等でも、めまいが現れます。これは非前庭性のめまいといわれます。

(グルグルめまい、フラフラめまい)
一言でめまいと申しても、その感じ方は色々あります。最も多くあるのが天井等まわりの景色がグルグル回る回転性めまいです。それに次いで、肉体がフラフラするつまりはふらつきです。回転性めまいと、当該フラフラ感を合計すると、およそめまいの8割以上を占める、というデータもあります。
それ以外に、めまいの範疇に入ることとしては、立ちくらみといわれる、目先が暗黒になるような感覚や何とはなしにフワーッとなるような感覚、すいこまれる感覚等といった自覚があります。

(自発性めまい、誘発性めまい)
めまいは、その発生の仕方から自発性めまいと誘発性めまいにカテゴライズされます。自発性めまいとは、これといったことをしていないのに、グルグル回転性のめまいが起きたり、フラフラする現象です。誘発性のめまいとは、身体の姿勢をある一定の状態にすると発症するめまいのことで、寝返りをしたり、起き上がる際に発症するめまいのことです。

(めまいが発症した際は安静が原則)
突然に著しいめまいが生じると、甚だ不安なものです。吐き気やおう吐があれば、何か危険な病魔におかされたのではないかと考えてしまいそうです。すぐに医療機関に行ければ構わないのですが、めまいの様子が大変で、足取りさえおぼつかない例もあります。


こんな事態の時には、楽にできる体制で横になるのが原則です。そして、肉体を圧しているようなネクタイ、ベルト等をはずして、肉体をリラックスさせします。メンタル的には混乱しているでしょうが、命には問題ないことをきちんと見極めて、平静を取り戻します。そして、充分に時間をかけて、めまいの経過を観察します。
多くの場合、著しいめまいは短時間のことが多く、時間が経過するとちょっと身体を移動できるようになります。そういう状況になったら医療機関に行きましょう。


Ⅱ東洋医学的な鍼灸の立場から
強いめまいにおいては、周辺がグルグル回って行動できなかったり、何かにつかまらないと立っていられない、起き上がるのが困難などがあります。強い症状の場合は、生命力が比較的旺盛な人にみられます。また、弱いめまいにおいては、行動するときにクラッとしたり、頭がボーッとして倒れそうな気がするなどが散見されます。弱い症状については、虚弱体質である可能性が高いと思われます。
①気の滞り・・・仕事上のプレッシャーや欲求不満などが原因で発症します。ストレスなどで抑圧されると、気が伸び伸びと巡らずに、身体の中にこもります。それがめまいとなってあらわれます。鍼にて滞っている気をスムーズに流すように促します。
②血の不足・・・貧血や血圧異常の人がなりやすい特徴があります。血圧が低いひとや貧血の人は、血が下に下がったまま全身に巡らないため、フラフラするめまいをおこしやすい傾向があります。また、閉経期の不定愁訴や生理痛の持病がある人などは、お血といって血の塊が取れないために起こる場合があります。いずれの場合も血の巡りを改善することにより、めまいに対して鍼または灸にてアプローチします。
③水の滞り・・・水はけが悪くなると、消化器を中心として生命力全体が弱くなり、めまいにつながります。腎膀胱系統の生命力が低下しても水はけが悪くなるために、めまいが起こります。消化器または腎のツボに鍼または灸にて施術することにより改善を図ります。

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