肩こり-即効性を目指す鍼灸
(埼玉県 川越市)



Ⅰ社会通念的な考え方
(肩こりとは)
首から肩周辺の筋肉が張り、重かったり痛みが生じる病態です。肩こりが生じやすい場所は、なで肩になっている部分で、ここには肩甲骨を上から引っ張っている筋肉があります。ここの筋肉は、腕全体を引っ張るため、常に緊張を強いられる訳ですが、腕や手、指先を使う動作を継続して行うと、休める暇がないため、筋肉に負担がかかります。この状態が日常的に継続すると、重い→痛い と変わっていきます。
筋肉への負担が長期間持続すると、血管が締め付けられるため、血液の流れに支障を来たし、乳酸などの疲労物質が蓄積し、それが神経を刺激して、痛みを発症します。
(原因となる素因)
貧血や血圧の異常がある場合には、発症しやすくなります。また、自律神経が弱い人や、仕事などで強いストレスが持続すると起こりやすくなります。
(セルフケア)
①暖める、マッサージする、市販のお灸
適度に暖めることにより、血流をよくし、緩和する効果が期待できます。入浴や温湿布などが代表的です。また、マッサージや市販のお灸が効果を示すこともあります。
②体操
筋伸縮運動や抵抗運動などは効果を示すことがあります。
③悪い姿勢を改善する
日常動作は肩こりに強く影響します。正しい姿勢を意識して、首や肩の緊張を強いるような姿勢はやめましょう。仕事をこん詰め過ぎるのも良くありません。
④全身運動
定期的に足を使う全身運動を行うことにより、気血のめぐりが良くなるため、肩こりの緩和が期待できます。自分に合った運動を行うように、心がけましょう。

Ⅱ東洋医学的な鍼灸の立場から
①気の滞りで起こる場合・・・強いストレスが原因で起こります。首から肩にかけての筋肉の緊張や、精神的な不安定(イライラ・過緊張・憂鬱・怒り)を伴う特徴があります。鍼灸では、気の流れを整えることにより改善を図ります。
②瘀(お)血で起こる場合・・・肩から首にかけての筋肉の血行が悪化し、強烈な肩こりとなります。長時間の事務労働やドライバーに散見され、夕方から夜にかけて悪化する傾向があります。患部が硬く触れるのが特徴です。鍼灸では、三陰交というツボが多用されます。
③血虚により起こる場合・・・全身の栄養状態が好ましくない人に起こります。患部が筋張る、顔色がよくない、頭がぼーっとするなどの特徴があります。鍼灸では、消化器の働きを活性化し、栄養状態が活性化する方向に持っていきます。
④陰虚により起こる場合・・・陰虚とは、上側がのぼせ、下側が冷える症状のことをいいます。この肩こりも患部が硬いのが特徴です。全身症状としては、のぼせ、寝汗、下肢がだるいなどがみられます。鍼では、腎経のツボが使われますが、灸は適応になりません。
鍼灸においては、患部のみではなく、全身的に生命状態を整えます。直接的には、肩周辺のツボになりますが、背中の真ん中あたりのツボや、腰の少し上、足のツボなどにも施術を行います。

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