鬱-即効性を目指す鍼灸
(埼玉県 川越市)

T社会通念的な考え方
(鬱とは)
鬱になった人は、「気分が塞ぎこむ」「何をしても楽しめない」などの精神症状が出て、自分の周りのことへの興味が低下します。この気分は言動にもあらわれ、意気消沈してしまいます。朝と夜では気分に変化が起こることも多く、朝に増悪し、夕方には楽になるケースもみられます。

(先天的要因が関係していることも)
健康な人と比較して、血縁関係者の中に、鬱への罹患歴があるケースなどもあり、先天的要因が影響していることも考えられます。

(性格的要因)
性格的な特徴としては、「几帳面で職務に忠実、徹底的に物事を追求する性格」の人や、「秩序に重きを置き、自分自身に厳しい性格」の人がなりやすいといわれています。

(外的要因)
このような先天的・性格的要因にプラスして、卒業・人事異動・転居・親しい人との離別・出産・病の影響などがきっかけとなって、発症すると考えられています。

(思考の問題)
考えが頭の中でまとまらずに、とりとめのないことでも決断するまでに時間を要し、能率の低下がみられます。「頭が回らない」「集中力が低下している」などと自覚します。考えることは悲観的で否定的になり、昔の出来事を思い出し、将来に対して希望を見いだせません。自分自身に対する評価は低くなり、強い劣等感を抱くこともあります。

(行動の問題)
行動においても意欲の低下があります。表情に力がなくなり、身体の動きも乏しくなり、動作自体が億劫に見えます。日常的な行動をすることが面倒になり、通常よりも能率が低下します。人間関係にも影響し、社会的な損失が認められます。

(多彩な身体症状)
鬱の特徴として、それ以外の病気と間違えることが多いほど、様々な身体症状が出ることが散見されます。例として、睡眠障害・食欲の異常・自律神経系の問題などが主になります。また、排便の問題、頭痛、動悸、消化器の問題、排尿の問題や疲労倦怠など、様々な症状となってあらわれる可能性があります。

U東洋医学的な鍼灸の考え方
西洋医学・・・二元論:精神と肉体を切り離して考える。
東洋医学・・・一元論:精神も肉体も五臓六腑から発している。
東洋医学の基本は一元論です。肉体的な問題も精神的な問題も、五臓六腑の状態を良くすることにより改善する、という考え方を採ります。

(鍼灸)
大きく分けると、消化器の虚弱、気の滞りが原因の場合、心(しん)の生命力の低下を疑います。
@消化器の虚弱:東洋医学では、「憂うと消化器を損なう」といい、精神的な心配事があると、消化器を中心に全身状態が悪くなり、更に心配事が気になる・・・といった悪循環に陥りがちです。鍼灸では消化器の力を活性化することによって、精神の状態を良くします。
A気の滞り・・・鬱とともに、イライラや不眠などの問題が生じている時には、このタイプに区分されます。肝のツボに鍼で施術することにより、気の通りを良くして改善を図ります。
B心(しん)の生命力の低下・・・鬱の中では最も重い症状が出ます。鍼灸においては、心(しん)と腎は生命力の土台、という考えがあります。心(しん)と腎を同時に補うことにより、鬱の改善を図ります。

いずれも消化器・肝・心(しん)のそれぞれのエネルギーの流れを意識してツボを選び、鍼または灸にて施術します。

ページの最初に戻る



よく見られる症状に戻る



トップ

Copyright(C)2005-2019  Nagashima Acupuncture Moxibustion Room(Tsutomu Nagashima)埼玉県 川越市 長嶋鍼灸室 鬱