重要なツボが存在する部位の集計結果


当方では①肘から先 ②膝から下 ③胃袋の辺り ④背中(首~腰の高さ) に位置するツボから、全身に作用させる施術法を採用しています。本当に効くツボは、これらの部位に集中しており、全身に影響を及ぼします
重要なツボが身体のどこにあるか、部位別に番号をつけて集計しました。

部位別番号
①肘から先(肘を含む)
②膝から下(膝を含む)
③胃袋の辺り
④背中(首~腰の高さ)
⑤①~④以外

(ア)五要穴

(イ)五行穴

(ウ)四総穴

(エ)八会穴

(オ)八脈交会穴(八総穴・八宗穴)

(カ)下合穴

(キ)難行六十九難

まとめ(結論)



(ア)五要穴の部位別一覧

五要穴(ごようけつ)とは特に効果を期待できるツボで、施術に多用されます。

原穴 郄穴 絡穴 募穴 兪穴
足の厥陰肝経
肝の臓
②太衝 ②中都 ②蠡溝 ⑤期門 ④肝兪
足の少陽胆経
胆の腑
②丘墟 ②外丘 ②光明 ⑤日月 ④胆兪
手の少陰心経
心の臓
①神門 ①陰郄 ①通里 ⑤巨闕 ④心兪
手の太陽小腸経
小腸の腑
①腕骨 ①養老 ①支正 ⑤関元 ⑤小腸兪
手の厥陰心包経
心包の臓
①大陵 ①郄門 ①内関 ⑤膻中 ④厥陰兪
手の少陽三焦経
三焦の腑
①陽池 ①会宗 ①外関 ⑤石門 ④三焦兪
足の太陰脾経
脾の臓
②太白 ②地機 ②公孫 ⑤章門 ④脾兪
足の陽明胃経
胃の腑
②衝陽 ⑤梁丘 ②豊隆 ③中脘 ④胃兪
手の太陰肺経
肺の臓
①太淵 ①孔最 ①列缺 ⑤中府 ④肺兪
手の陽明大腸経
大腸の腑
①合谷 ①温溜 ①偏歴 ⑤天枢 ④大腸兪
足の少陰腎経
腎の臓
②太渓 ②水泉 ②大鐘 ⑤京門 ④腎兪
足の太陽膀胱経
膀胱の腑
②京骨 ②金門 ②飛揚 ⑤中極 ⑤膀胱兪

「原穴(げんけつ)」・・・五臓六腑の病的状態に応じて反応が出るツボ、全ての病的状態に対して使用する頻度が高い。
「郄穴(げきけつ)」・・・気血(エネルギー)が深部に集まる大切なツボである。急性症状での反応が強く早く現れるツボで、その施術に使用する。
「絡穴(らくけつ)」・・・ 病的状態の時に反応がよく現れるツボ。経脈と経脈が行き交う場所に位置する。
「募穴(ぼけつ)」・・・エネルギーの集まるツボで腹部または胸部にある。
「兪穴(ゆけつ)」・・・エネルギーが集まるツボで背部にある。下図 五行穴の兪穴と字も読みも同じだが、意味は異なる。
それ以外の漢字はツボの名前を意味する(読み仮名は省略)。

部位別番号 ・・・ツボが存在する部位別に番号をつけました。
①肘から先(肘を含む)
②膝から下(膝を含む)
③胃袋の辺り
④背中(首~腰の高さ)
⑤①~④以外

上図(ツボ=経穴)の部位別の集計結果・・・①②③④の小計46穴(けつ)、⑤14穴(けつ)
合計 60穴(けつ)


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(イ)五行穴の部位別一覧
五行穴(ごぎょうけつ)は、東洋医学において特に重要な役割を果たす経穴(ツボ)であり、それぞれの経脈(エネルギーのルート)の性質と深く関係しています。

井穴 栄穴 兪穴 経穴 合穴
足の厥陰肝経
肝の臓
②大敦 ②行間 ②太衝 ②中封 ②曲泉
足の少陽胆経
胆の腑
②足竅陰 ②侠渓 ②足臨泣 ②陽輔 ②陽陵泉
手の少陰心経
心の臓
①少衝 ①少府 ①神門 ①霊道 ①少海
手の太陽小腸経
小腸の腑
①少沢 ①前谷 ①後渓 ①陽谷 ①小海
手の厥陰心包経
心包の臓
①中衝 ①労宮 ①大陵 ①間使 ①曲沢
手の少陽三焦経
三焦の腑
①関衝 ①液門 ①中渚 ①支溝 ①天井
足の太陰脾経
脾の臓
②隠白 ②大都 ②太白 ②商丘 ②陰陵泉
足の陽明胃経
胃の腑
②厲兌 ②内庭 ②陥谷 ②解渓 ②足三里
手の太陰肺経
肺の臓
①少商 ①魚際 ①太淵 ①経渠 ①尺沢
手の陽明大腸経
大腸の腑
①商陽 ①二間 ①三間 ①陽渓 ①曲池
足の少陰腎経
腎の臓
②湧泉 ②然谷 ②太渓 ②復溜 ②陰谷
足の太陽膀胱経
膀胱の腑
②至陰 ②足通谷 ②束骨 ②崑崙 ②委中


「井穴(せいけつ)」・・・エネルギーを捌くことを担当するツボを意味し、主な役割は心窩満(みぞおち辺りの膨満感や緊張)に対するアプローチに多用する。
「栄穴(えいけつ)」・・・エネルギーが流れつくツボの意味があり、主な作用が身熱(体の余計な熱)による病的状態を改善することに使用する。
「兪穴(ゆけつ)」・・・兪穴はエネルギーが注ぐツボを意味し、主治が体重筋痛(体が重だるく関節が痛む)など。五要穴の原穴と重なるツボが6穴(けつ)存在する。
「経穴(けいけつ)」・・・エネルギーがの流れを如実に表すツボを意味し、主治が喘咳寒熱(呼吸困難、咳、悪寒や発熱)。単にツボを意味する経穴と字も読みも同じだが、意味は異なる。
「合穴(ごうけつ)」・・・エネルギーが入るツボを意味し、主治が逆気泄(逆気はのぼせ、泄はもらす)。
それ以外の漢字はツボの名前を意味する(読み仮名は省略)。

部位別番号 ・・・ツボが存在する部位別に番号をつけました。
①肘から先(肘を含む)
②膝から下(膝を含む)
③胃袋の辺り
④背中(首~腰の高さ)
⑤①~④以外

上図(ツボ=経穴)の部位別の集計結果・・・①②③④の小計60穴(けつ)、⑤なし
合計 60穴(けつ)


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(ウ)四総穴
四総穴(しそうけつ)とは、身体を4つのパーツ(頭項部・面口部・腹部・腰背部)に分け、各パーツの症状に対して効果を認められるツボです。

パーツ ツボ
頭項部 ①列缺
面口部 ①合谷
腹部 ②足三里
腰背部 ②委中

※ツボの読み仮名は省略します。

部位別番号 ・・・ツボが存在する部位別に番号をつけました。
①肘から先(肘を含む)
②膝から下(膝を含む)
③胃袋の辺り
④背中(首~腰の高さ)
⑤①~④以外

上図(ツボ=経穴)の部位別の集計結果・・・①②の小計4穴(けつ)、⑤なし
合計 4穴(けつ)


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(エ)八会穴
八会穴(はちえけつ)とは、腑、臓、髄、筋、骨、血、脈、気のそれぞれのエネルギーが集まるツボで、それぞれの症状に対応するツボに施術すれば効果があるといわれています。

ツボ
気会 ⑤膻中
筋会 ②陽陵泉
腑会 ③中脘
血会 ④ 膈兪
髄会 ②懸鍾
脈会 ①太淵
骨会 ④大杼
臓会 ⑤章門

会:集まるエネルギーの種類
※ツボの読み仮名は省略します。

部位別番号 ・・・ツボが存在する部位別に番号をつけました。
①肘から先(肘を含む)
②膝から下(膝を含む)
③胃袋の辺り
④背中(首~腰の高さ)
⑤①~④以外

上図(ツボ=経穴)の部位別の集計結果・・・①②③④の小計6穴(けつ)、⑤2穴(けつ)
合計 8穴(けつ)

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(オ)八脈交会穴(別名:八総穴or八宗穴)

八脈交会穴(はちみゃくこうえけつ)とは、正経12経脈とは違うエネルギーの流れにアプローチできるツボを意味します。

エネルギーの流れ ツボ ツボ エネルギーの流れ
督脈 ①後渓 ②申脈 陽蹻脈
任脈 ①列缺 ②照海 陰蹻脈
帯脈 ②足臨泣 ①外関 陽維脈
衝脈 ②公孫 ①内関 陰維脈

※上図のエネルギーの流れは、正経12経脈に入らないため、説明は省略します。
※ツボの読み仮名も省略します。

部位別番号 ・・・ツボが存在する部位別に番号をつけました。
①肘から先(肘を含む)
②膝から下(膝を含む)
③胃袋の辺り
④背中(首~腰の高さ)
⑤①~④以外

上図(ツボ=経穴)の部位別の集計結果・・・①②の小計8穴(けつ)、⑤なし
合計 8穴(けつ)

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(カ)下合穴

下合穴(しもごうけつ)とは、五臓六腑のうちの六腑が、3つのエネルギーの流れ(三陽経)に合するツボです。

ツボ
②上巨虚 大腸
②下巨虚 小腸
②委陽 三焦
②足三里
②委中 膀胱
②陽陵泉

※ツボの読み仮名は省略します。

部位別番号 ・・・ツボが存在する部位別に番号をつけました。
①肘から先(肘を含む)
②膝から下(膝を含む)
③胃袋の辺り
④背中(首~腰の高さ)
⑤①~④以外

上記(ツボ=経穴)の部位別の集計結果・・・②の小計6穴(けつ)、⑤なし
合計 6穴(けつ)

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(キ)難行六十九難
難経69難は中国の東晋時代に編纂された古典に記載されている施術方法であり、はり師・きゅう師の国家試験頻出問題です。

症状 ツボ ツボ
肝虚 ②曲泉 ② 陰谷
心虚 ①少衝 ②大敦
脾虚 ②大都 ① 少府
肺虚 ①太淵 ② 太白
腎虚 ②復溜 ① 経渠
症状 ツボ ツボ
肝実 ②行間 ① 少府
心実 ①神門 ② 太白
脾実 ②商丘 ① 経渠
肺実 ①尺沢 ②陰谷
腎実 ②湧泉 ② 大敦

虚:生命体に必要なものが不足している状態。
実:アマリモノを捌(さば)けていない状態。
ツボの読み仮名は省略。
※当方ではたとえ症状は実であっても、本丸は他の経脈虚と見立てて施術します。この考え方を、本虚標実(ほんきょひょうじつ)といいます。

部位別番号 ・・・ツボが存在する部位別に番号をつけました。
①肘から先(肘を含む)
②膝から下(膝を含む)
③胃袋の辺り
④背中(首~腰の高さ)
⑤①~④以外

上図(ツボ=経穴)の部位別の集計結果・・・①②の小計15穴(けつ)、⑤なし
合計 15穴(けつ)
(2回出てくるツボは1穴として計算)

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まとめ(結論)

(ア)(イ)(ウ)(エ)(オ)(カ)(キ)で重なったツボを差し引くと
(ア)五要穴+(イ)五行穴+(ウ)四総穴+(エ)八会穴+(オ)八脈交会穴+(カ)下合穴+(キ)難行六十九難=総計122穴(けつ)
内訳①②③④の総計108穴(けつ)、⑤の総計14穴(けつ)
結論・・・施術する部位は ①②③④のみで十分であり、それ以外のツボに施術する必要はない。⑤のツボの効能は①②③④のツボでカバーすることが可能。


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